影編 ひとり反省会



2007年3月10日に1楽章をあげてからじき2年ですが、
どうにか終わらせることができました。
副題の「まっくらもり交響曲」は使って大丈夫なんだろうかこの単語
ひそかに怯えながらも使い続けました。

実は影編の題名候補に「ゲネラルパウゼの独り言」というのがありました。
すっごく語感がいいので採用したかったのですが、
「この名前が先に出るの避けたいな」と思い、
結局お話の始まりが暗い森の中だったので勢いで変更。

お話の内容に関しては各楽章ごとに振り返ってみたいと思います。
語り部として大活躍、準主役のゲネラルパウゼ。




<1楽章>


本文の内容そのものより、ゲネラルパウゼの語りが気に入ってます。
まだ名前の無い存在だったころのお話。
世界中旅したってのは地図持って無いのに何故分かったと言われそうですが、
はじめの場所に帰ってきたのでそう思ったのだと思います。

大体どんな交響曲でも1楽章って暗い感じなのでそういう雰囲気を出そうと頑張りました。
・・・出てない気もしますけど、気にしてはいけない。


<2楽章>


影の能力を紹介しようの回。
ずるいですねこいつ。書いていて「これはないわw」と思いました。
“戦場の悪魔”誕生までの背景を淡々と述べてみました。
ざくざく名もない兵士達が殺されております。
果たしてこんな十三の要がいてよいのだろーかと書いてる本人も頭を抱えました。

これも末文が気に入っています。
上手く書けると何となく気分が良いです。
ちなみにこの時代は「黒の時代」だったりします。作中あえて書きませんでしたが。


<3楽章>


兆し、スコルダトゥーラ、賢者の3編からなる。
なげーよw
樹古がつい書いてしまう「会話が延々続くだらだらした」文章。
でも影編って1、2楽章は本当の意味でソロ活動だったので
対話が新鮮だったんでしょうねぇ、影にとっても、私にとっても。

カデンツはいいひとです。影にとっては名付け親ですね。
意志に呼応する力に関しては、真面目な説明を書こうとすればするほど
なんか変な方向に行ってしまうので結局あやふやなままです。申し訳ない。
語り部のお名前も出てきました。

本編8話前半でシスターが回想している帝国の兵士は影のことだったと判明。
なんか影の過去も高校行ってる間に固まってたようです。
本編に登場するのが遅いのでなかなか書けずにいたのですが・・・
あの頃思っていたようには書けてない気も・・・。

気を取り直して、停戦後の街のにぎわいとかはもっとちゃんと書けばよかったなぁ。
リンケハントに関してはそれなりに満足してます。
「成る程、こういうおじいちゃんだったのか」と書きながら納得しました。


そんなわけで、リンケハントとカデンツ。
色塗ったあとに本文に「長い白髭をたくわえた」とか書いてて凹んだ。


<4楽章>

急激にまとめ。
ゲネラルパウゼを手放す理由がかなりあやふやな感じですが・・・
簡単に述べると「これ以上アンタの側にいたら俺死んじゃうよ」ってことです。
ずーっと呼応する力の許容限界というか。
影の扱える力が大きすぎるからそういう状態になっちまいましたよ、と。
・・・やっぱり上手く説明できないなこの辺はorz

影編の特徴として、華がないことがあげられると思います。
なので最終章くらいと思い、若い頃のグラーヴェさんとか幼女の頃のネコミミを出してみました。
注目すべきはネコミミの師匠ですね。この方絵にしたこと無いのですが
こんなはっちゃけた人だったとは思わなかった・・・。
後は、ディード君にあっさり受け渡す所も気に入ってます。
ちょっとARMSみたいですけどねw
賢者の死はもうちょっとていねいに書きたかったという心残りも若干あります。

お気に入りの前文は「孤月の王のものがたり」珍しくリズムがよい。
最終章を書いていて、影編はゲネラルパウゼの物語でもあるんだなぁと思いました。
なんせ影ってモノローグがやりにくいのです。
周辺がお喋りで助かった!





振り返ってみて、影編の存在意義ってなんだろうとか思いました。
ただ謎が増えただけなんじゃないか?って気もします。
干渉者の事とか、グラーヴェの予言の事とか。
でも一方で影の変化は書いていて楽しかったです。
序盤の暗さは何処へ行ったのかという感じ。
いくつかの謎は本編で解ける予定ですが、
全て収まりがつくかどうかは微妙な所ですね。

しかし、お喋りな影の相方の言葉をお借りして反省をまとめましょう。
「期待してるんだ、未来ってものにね!」

ご静聴ありがとうございました。
どなたさまもお忘れ物のないようお帰り下さい。
石やトマトや生卵は投げつけないでっ!


『まっくら森交響曲』完結記念
2009年2月2日 樹古




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